Hey!Say!JUMPしか知らなかったおたくが突然なにわ男子を好きになった話

はじめに

元々ジャニーズに全く興味のなかった二次オタが、転がり落ちるようにHey!Say!JUMPを好きになってはや幾年。JUMP以外のグループに興味が湧かず、後にも先にも自分にはJUMPだけだろうと思っていたのに、突然関西ジャニーズJr.の「なにわ男子」を好きになった。それはもう、突然に。そこから芋づる式に色んなJr.のYouTube動画も見だしたりして、半年前まではJr.の名前と顔なんてほとんど一致しなかったのが嘘みたいだと思う。最初に興味を持ったきっかけはTwitterで流れてきた大西流星さんの女装画像(あれ?ひょっとしてこの子はあの「ちびりゅ」?という驚き)だったような気がするし、そうじゃなかったような気もする。正直よく覚えていない。でも半年くらいかけて彼らへの関心はじわじわと広がっていって、大きな一押しは友人に借りた8.8祭で観た「ダイヤモンドスマイル」、とどめの一撃はRIDE ON TIMEの関ジュ回だった。ボロボロに泣いたGWの夜。
長年JUMPのみを追いかけて、他のグループへの興味を持てなかった自分がどうしてかけ持ちを決意するまでに至ったのか、己自身でも不思議なくらいだった。タイミングと言えばそれまでだけれど、きっと両者のグループで何か共通して自分の琴線に触れたものがあるはずだ。
かつてJUMPが一気に推され始めた時期、なにかと先輩グループと比べられることがあって、その時「彼らはオンリーワンであって、どのグループとも比べようがない」と内心複雑な心境だったことを覚えている。なにわ男子を好きな方にとってもまた、JUMPと比較されるのを好まない方はいるだろうと思う。
だから今回は比較するのではなくて、あくまでも「JUMP担の自分がなにわ男子の持つ魅力のうち、どの部分に惹かれたのか」という観点で勝手に考えてみたい。……が、結局生まれも育ちもJUMP担なので、「JUMPなら◯◯っぽい」などの書き方はしてしまうことがあると思う。どうかお許しいただきたい。また、極力一般論と既出情報と自分の個人的な視点に基づいた感想、考察のみで構成するよう努めたつもりなのだけれど、「ド新規のくせに知ったかぶりするな」とお思いになる部分があったら本当に申し訳ない…。
願わくは、これを読んだ方がなにわ男子に興味を持ってくれると嬉しいのだけれど、好みは人それぞれなのでみんな楽しくいられるものがあればそれでいいと思う。でもやっぱり、少しでも気になってくれたら幸い。


なにわ男子とは

2018年10月6日に結成された関西ジャニーズJr.のグループ。…なのだが、はじめに言っておくと、このグループ、既にめちゃくちゃ売れている。関西ローカルを含むとはいえレギュラー出演番組を3本持ち、大阪エキスポシティの観覧車アンバサダーに選ばれたり、メンバーの一人が大阪万博有識者懇話会委員に選ばれてつんく♂さんと並んで会合に出席したり、各々ドラマや映画、バラエティに出演し、当然雑誌には引っ張りだこで、ツアーをやれば倍率70倍だったりして、それはもうデビュー組並に仕事に追われている。ただ、これまでは関東に住んでいるとグループとしての仕事を実感しにくいことも多かったのだけれど、ついには全国放送のめざましテレビで毎週金曜日に「なにわ男子のなんでやねん!」というグループ冠コーナーを持たせてもらえるときた。
また、10月7日からはテレビ東京系列でグループ初主演ドラマ「メンズ校」が始まる。メンバー全員が寮暮らし、孤島にある男子校へ通う高校生という設定で、文字通りの閉鎖的な学校生活を打破するべく、個性的な少年たちが力を合わせて濃厚な青春を体験するというストーリーだ。こんな、ジャニオタが歓喜する内容のドラマをデビュー前にあてがわれることは、幸運に他ならない。いや、本当のところ、デビュー前にこのドラマをやることにこそ意義があるのかもしれない。
そういう訳で、なにわ男子の人気は今もなお高まるばかりだ。端的に言えば事務所に推されているということもあるし(関西の諸先輩方による多大な応援もある)、グループの若さと勢いときらめきが相まって、ファンは恐るべき速さで増えていく。一方で、グループが結成される以前から松竹座に通い詰め、関西ジャニーズJr.を愛し支えてきた古参のファンも多い。だから、今なにわ男子を好きになっても、「自分はJr.を推している!他の人より先に彼らを好きになれた!」という感情を抱くことはあまりないかもしれない。しかし、それは逆説的に、一定の安心感とデビュー前のドキドキ・ワクワク感を同時に得られるとも言えるだろう。
この前提は、自分が彼らを好きになる上で無意識下に重要な条件だったのかもしれないと思う。ずるいだろうか。でもこれまでデビュー組しか知らなかった自分は、未知の航海に乗り出すハードルの高さをさほど感じないこのタイミングでなければ、きっとここまで彼らの魅力に気付けなかったと思うのだ。同じようにデビュー組だけを見てきた人にとっては、今が飛び込むのにちょうどいい時期なのではないかと思う。

 

ド新規から見たメンバーの印象

兎にも角にも、ひとまずメンバーの紹介をしなければ次に進めないと思うけれど、あいにくド新規なので詳しいことは全く分からない。というか、古参の方々が既に素晴らしい紹介ブログを書いていらっしゃるので、できればそちらを見てほしい。私が書けるのは本当に今の印象だけで、ただまあ、そんな紹介にならない紹介があってもいいじゃないか、という精神でふわっと記しておく。

藤原 丈一郎(24)
喋りもパフォーマンスもホームラン級、なにわのまとめ役
グループ最年長かつ入所16年目と東西Jr.の中でもかなりのベテランで、なにわ男子結成前は大橋くんと共に先輩のバックダンサーを中心に活動してきた。歌もダンスも長年の経験に裏打ちされた実力者。笑いに貪欲で日頃から研究に勤しんでおり、喋りが中堅デビュー組並みに安定している。面倒見が良く、メンバーからも信頼を集めている。人のためにきちんと叱れる人。年下組とよく買い物に行ったりじゃれあったりしている。すごくパパ。野球がめちゃくちゃ好きで、贔屓のチームであるオリックスの勝敗にテンションが左右される。あと私服が某ファストファッションブランド。

西畑大吾(23)
なにわ男子の顔その1、関西ジャニーズJr.を背負ってきた男
アイドルへの愛情と執着と責任感が服を着ているみたいな人。また、グループで唯一マント着用を許された男。色んなものを背負うほど魅力的になるけれど、同時に自由に楽しそうにアイドルしているのが魅力的。関西ジャニーズJr.となにわ男子を一番愛している人かもしれない。自身で「AB型だから」と自負している通りテンションの差が激しく、時々ぶっ壊れてメンバーが置いてけぼりにされる。また、プライベートは一番謎に包まれているように感じる。女装すれば一億万年に一人の美少女(公式キャッチフレーズ)。高い演技力を持ち、過去にはNHK連続テレビ小説の役を2回獲得した。控え目に言って、いたいけな少年を愛している。

大橋 和也(23)
朗らかな笑顔とハスキーボイスが持ち味、愛されリーダー
ノリ(立候補)と流れで決まったというなにわ男子のリーダー。でも、彼がリーダーで良かったと思うことは多いとメンバーは口々に言う。丈くんと共に長年先輩のバックについてコツコツと努力を重ねた結果、グループの中でもとりわけ高い歌唱力とダンスの技術を持つ。食べることが大好きで、ステイホーム期間中はちょっぴりぽっちゃりしたが、今はほぼ元に戻った模様。バラエティ番組や動画では先陣を切っておちゃらけるタイプだが、実は周囲をよく見ていると思う。爪痕を残すのが上手い。とっても天然だが、シンメの丈くんをお世話しなければという自負がすごい。

高橋 恭平(20)
自他共に認める正統派美形、愛すべきおとぼけ自由人
クール系の整った容姿をしている。彼自身も自分のことが大好きでしょっちゅう鏡を見ているが、それだけのことはありパフォーマンスにおけるビジュアル、仕草、視線は完璧。入所的には道枝くん・長尾くんと同期だが、年齢的には成人していることもあり、現在はグループの橋渡し役を担っていると思う。気取らない人柄とフットワークの軽さからか、メンバー全員と満遍なく付き合いがいいイメージ。自分の語彙力と滑舌にあまり自信がないようで言葉少なな印象だが、メンバーの誕生日などでは想いを込めてまっすぐメッセージを伝えてくれる。分かりにくいけれど、実は愛情深い人。

大西流星(19)
なにわのkawaiiマスコット、思慮深さも身に付けたラストティー
見ての通り、めちゃくちゃ可愛い。とにかく可愛いのに、メイクでさらに可愛さもりもり。メイク道具もいっぱい持っているらしい。10歳での入所以降、ずっと年上の子たちと第一線で仕事をし、その集団の中で「最年少」「可愛い愛されキャラ」として認知されていた。しかしなにわ男子の結成とともに年下・後輩組と同じ土俵に立つことになり、彼らのために俯瞰的な言動をする思慮深い一面が目立つようになったと思う。また今年3月に大阪万博有識者懇話会委員(長い)に選ばれたのを機に、経済新聞を毎日読むようになるなど、努力家。同3月には高校も卒業し、成人に近づく中で、アイデンティティの再構築を始めているような気がする。

道枝 駿佑(18)
なにわ男子の顔その2、美しすぎる努力のバブちゃん
JUMP担には「愛しいだよ」と山田担としてお馴染みのみっちー。とにかく美人で努力家の一言に尽きる。急に成長してしまったために自分の大きさがまだ把握しきれていないタイプで、動きがダイナミックにバブバブしている。よくお口をぽかーんと開けているので飴ちゃんをあげて保護したい。また真面目さと純真さ故にツッコミの切れ味が鋭く、最近はウケを取る快感にも目覚めており、本人は山田担だが個人的には中島裕翔さんの遺伝子を継ぐ者だと思っている。ガラケー!芸を伝授してあげて欲しい。美容へのこだわりが強く、おうち動画でアルビオンのライン使いが判明した際は一躍話題になった。

長尾 謙杜(18)
安心安全の笑顔、色香のギャップで撃ち抜くLDK
ほんわかとした笑顔に油断していると、パフォーマンス時に見せるえも言われぬ色香に撃ち抜かれる。本当に危険。イケナイ太陽。自分の魅せ方をよく分かっており、個人的にはメンバーで一番フォトジェニックだと思う。あと、繊細そうな見た目をしているがめちゃくちゃ元気。あまりにも賑やかで構って欲しがりなので、同期で同い年で高校も一緒の道枝くんがうるさいねん!的な感じになりしばしばトムとジェリー現象に発展する。つまりは仲良く喧嘩しな状態(…だったのだが、どうも最近は道枝くんがデレになってきた模様。西畑先生談)。ファッションに造詣が深く、なにわ男子の衣装のいくつかを担当している。

 

なにわ男子のどこに惹かれたのか

上記で大ざっぱながらメンバーの紹介をさせていただいたとおり、それぞれが個性的で、荒削りな宝石のような魅力を持っている。ただ、自分はどうしても「グループ」全体の魅力あってこその個人に惹かれてしまう傾向がある。なにわ男子の代表曲の一つとも言える「ダイヤモンドスマイル」では、最後に全員でブリリアントカットのダイヤモンドを象ったポーズを取る。一人一人の振付だけでは分からないのに、全員でポーズを取ると、本当に不思議なほど煌めくダイヤモンドが眼前に浮かぶのだ。ぼんやりと、きっと自分はそういうところが好きなのだなと思う。磨かれる只中にある宝石達が集った時の、まばゆいほどの輝き。
では、具体的になにわ男子の何がグループとしての輝きたるのか。彼らが複合的に産み出すどのような部分に惹かれているのか。明確な言葉にするのは難しいが、うんうん首を捻りながら考えてみた。

①年齢差と入所歴差が産み出す"幅"
なにわ男子は、上から下までの年齢差が7学年分、入所に至っては10年以上も差があるグループだ。というかもう、丈くんのベテランっぷりが圧倒的。そもそもグループの成り立ちから書くと、なにわ男子はなりゆきで徐々に出来上がっていったグループではない。ある日の夜、突然マネージャーから本人達に一斉メールで「このメンバーでグループ結成するから」と連絡が来る形でスタートしたようだ。本当に急な発表だったようで、当時のインタビュー記事などを読むと、ファンのみならず関ジュ本人達の間でも騒然としたらしいことが何となく伝わってくる。詳しいことは割愛するが、Jr.のグループではあるものの、ある意味バレーユニットに近い混乱もあったのかもしれない。
ここまで年齢・入所歴に幅があるグループはおそらくV6にジャニーズWEST、最近で言えばSnowManくらいでは?と思っているのだが(あまり詳しくないので間違っていたら大変申し訳ない)、これらのグループにも言えるとおり、"幅"はそのままグループ全体としての厚みに繋がる。弟組は兄組の背中を見ながら、破竹の勢いで成長していく。兄組は弟組を見守りながら、彼らの成長に刺激を受けさらに成長する。弟組の無邪気さ・可愛さに引きずられて兄組はさらに可愛くなるし、兄組のパフォーマンス力を尊敬して弟組は必死でダンスや歌を上達させる。弟組はグッズ開発や衣装のデザインなど、自他を含めてのプロデュース力が高いのも特徴だ。また、兄組は彼らの中でも経歴差があるが、演技やダンス、歌にバラエティなど得意とする分野が異なるのでそれぞれ上手く高め合う関係になっている。
ここまで便宜上兄組・弟組と書いたが、間に恭平くんや年上の子達と一緒に活動してきた流星さんが挟まっているため、年齢や入所歴でグループ内がはっきりと二分されている訳ではないのもポイントだと思う。
連帯を保ちつつも、年齢や入所歴差を活かして強みに変える力は、運命の悪戯がしばしば起こるジャニーズのグループでは特別珍しいものではないかもしれない。それでも、やっぱり良いものは良い。この多様性が楽しい。

②発展途上の関係性と"アオハル"
上記の経歴差にも関連するのだが、なにわ男子、なんと結成2周年にしてまだ先輩後輩の敬語が残っている。デビュー組とJr.の違いはあるかもしれないが、Hey!Say!JUMPで言うと2009年時点で7がBESTに敬語を使っている感じ。最初は不思議だな〜と思って見ていたのだが、どうも関西Jr.は東京Jr.よりも規模が小さいせいか、先輩が後輩の面倒を見る意識が一段と強いらしい。関西Jr.全体の関係として、とにかくわちゃわちゃしていて箱庭感が強い。なにわ男子はその傾向が特にあると思う。
みっちー・長尾くん辺りにとっての丈くんと大橋くんはかなりの先輩という認識のようで、結成当初は何かと気を遣っていたとのこと。しかしそんな関係もこの2年で変化し、敬語すら残っているものの、心はフルオープンで開きまくっている。長尾くんは大橋くんとキャッキャキャッキャはしゃぎ回り、丈くんに「聞いて聞いて!」と色々な出来事を報告し、みっちーは大橋くんのお膝に乗ったり(※178cmが167cmの上に乗る)、面白いことを言えたと思うと丈くんに「ねっ♡」という満面の笑顔を見せたりする。二人ともバブバブのバブである。年下組を取り巻く関係性の変化・距離の縮まり方は目まぐるしく、個人的にはこういうのにとっっても弱い。愛しいだよ…。恭平くんも入所のタイミング的には一緒のはずなのだけれど、性格のせいか年齢のせいか、今も昔もそんなに構えている印象はないように思える。でも年上にはゆるくても敬語。あと、最近は急激に西畑くんとの仲を深めているようで、普段は割とガードが固い印象の西畑くんから恭平くんにじゃれついているところも見られるようになった。そんなところも興味深い。
興味深いと言えば、流星さんのポジションもそうだ。紹介にも書いてしまったが、元々彼は入所して以来、西畑くんや現SnowManの向井くんをはじめとする年上の子たちと共に第一線で活躍してきた。過去の映像を見る限り、辛いことや悲しいことも沢山あっただろうが、少なくとも仲間内ではたっぷり愛されて育ってきた印象を受ける。それがなにわ男子の結成によって年下と年上を繋ぐ中間的な立場になり、特に最近は半歩下がって全体を見渡すような姿勢への変化を感じる。よく周囲からしっかりしていると褒められる彼だが、大人になる直前の期待と不安が入り混じる空気感には胸を突かれる。
丈くんと大橋くんに関してはかなりのベテランであるし、長年シンメ的な立ち位置にいたこともあり、結成からずっと安定してなにわ男子を支えてくれている。しかし上記の通り、これまでそこまで深く関わることのなかった年下組と家族のように接し、保護者的な温かさといい意味での幼さが同居するようになったのかな、などと思ったりする。特に二人はご存知のとおり「あすかな」で高校生のキャラクターとして活躍している訳で、なにわ男子として時を過ごすほどに役柄が馴染んでいるような気がする。
そして、7人の関係性を語る上で軸になる存在はやはり西畑くんではないかと思う。関ジュ担の方々にとってはもはや語るまでもないくらい当たり前のことだと思うが、彼はジャニーズWESTデビュー、現キンプリのしょうれん東京進出以降、関西ジャニーズJr.を背負い続けてきた。自分は本当にJUMP以外のジャニーズを学ばず生きてきたから、関ジュにどんな子がいたかも殆ど知らなかったし(なにきん、みっちーくらい)、ましてや「焼け野原」だなんて揶揄されていたことなど知る由もなかった。そこから何とか関ジュの個性を光らせようと全体をまとめ上げ、駆け抜けて、駆け抜けて、辿り着いたのがなにわ男子だった。そんなグループに西畑くんがどれだけの愛情を抱いているかはIsland TVでステイホーム期間中にアップされた「なにわ先生」の西畑くん回( https://j-island.net/movie/play/id/5727 )を観ていただければ分かっていただけると思うが、「自分にとってなにわ男子とは『青春』です。なにわ男子風に言えば『アオハル』かな」と述べている。彼にとってなにわ男子はジャニーズに捧げてきた青春をもう一度取り戻させてくれる場所で、きっとこのホームを、メンバーを守りたいのだろうな、と新規なりに思う。プロ意識の高い西畑くんが無邪気に自然体でメンバーと笑い合っているのを見るにつけて、鮮やかに揺れ動く心を見るにつけて、何か胸に込み上げるものを感じる。
なにわ男子はまだまだ発展途上で、繊細で、今この一瞬一瞬に変化し続けている。メンバー全員が関係性を深めながら、"アオハル"を謳歌している。水面のきらめきのように眩しくて、けれども目をつぶってしまうのはもったいない。これから年下組も成人していく中で、7人がどれほど素敵な関係に変わっていくのか、絆を強めていくのか。今から楽しみで仕方ない。

③笑いと王道を往く関西ジャニーズ
関西ジャニーズを好きになると、お笑いタイムが自動でついてくる。エイトさんやWESTさんのコンサートでコントの時間があるという話は聞いていたけれど、Jr.もそうなのか、というのは好きになってから初めて知った。実際譲ってもらって観た素顔4の関ジュ公演は、コントやコメディ的な演出の時間が全体の1/4程度を占めていた。関西ジャニーズにとってもファンにとってもこれが当たり前なのだろうと思う。でも、東京ジャニーズのデビュー組しか知らない人間にとっては新鮮な驚きだ。そして同時に気づいたこともあって、関西の人々…少なくとも関西ジャニーズにとっては、笑わせることも笑うことも愛情であり生きる力なのだということだ。もちろん誰しも笑うことは素敵なことだしハッピーなのだけれど、関西ジャニーズを見ているともっとソウルの部分で執着を感じる。実は今までは「関西」というステレオタイプのイメージを押し付けられている面があるのかも、なんて失礼なことを思っていたりしたが、そうではなくて、彼らはプライドを持って笑いに取り組んでいるのだと気づいた。ジャニーズという概念への解像度を上げて貰えたようで、それが自分には何とも言えず面白い。
この前提があった上で、なにわ男子は「キラキラ」を追い求めている。コンサートでは衣装、歌、演出、そしてメンバー本人達の全てが輝いていて、圧倒的な王道路線と言える。しかし、関西伝統の笑いを捨てた訳ではなくて、むしろメンバー内でボケやツッコミは絶え間なく繰り広げられているし、その手腕はバラエティでも随所に発揮されている。それに、王道という意味でしばしばキンプリなどと比較されているのを目にする気がするが、個人的にはどこか泥臭いというか、「情」を全面に出しながら成長していくところは関西のグループに共通して見られるものではないかなと思う。実際西畑くんが先に挙げた動画の中で、なにわ男子のことを「キラキラスーパーアイドル×親しみやすいスーパー関西人」と表現していて、これ以上的を射た表現はないと思う。このなにわ男子の誕生によって、関ジュに新たな像、道筋を示した意義は大きいのではないかと思う。関西ジャニーズにとってロールモデルのない、未踏破の道を歩んでいくことはある意味難しさも伴うのかもしれないが、彼らが新しい「王道」になるのかもしれないと思うとワクワクするし、辿り着く頂上の景色を一緒に見てみたいと思う。

⓪何しろ顔がいい
まあ、とにかく、こんな長々と御託を並べる必要なんてないくらいなにわ男子、顔がいい。とにかく茫然とするくらいみんな顔がいい。儚い美形、くっきりとした美形、もちもちの美形…。もう全然語彙力が伴わないが、現場で見れば誰も彼もさぞキラキラ発光していることだろうと思う。シンプルイズザベスト、顔がいいって素晴らしい。7人並べば、人生まだまだ捨てたもんじゃない、ジャニーさんありがとう…と手を合わせたくなるありがたみ。とりあえず手っ取り早く顔のよさとキラキラパフォーマンスを味わえるこちらをどうぞ( https://youtu.be/BlBKZMJxA9c )。


色々偏りがひどくて文章がまとまらないし、まだまだ書きたいこともいっぱいあるのだけれど(コンビの話とかコンビの話とか)、とりあえず今の自分が感じていることを書き留めてみた。ひょっとして半年、1年先に改めてこの文章を読んだら「好き勝手に適当なことを書くんじゃないよ」と腹が立って消してしまうかもしれないが、とにかく今の自分はこんな部分に惹かれているのだと確認できて良かったと思う。
なにわ男子、可愛いです。大好き。

そして10月6日、結成2周年おめでとうございます!これからも片隅で勝手に応援させていただきます。